2017/12/19

以前の記事でご紹介した、観光庁が実施した「訪日外国人消費調査」にて、中国人観光客を含めたアジア人観光客は、家族連れで訪日していることが多いことが分かりました。
そしてその次に多かったのは、1人旅行者ということで、1人で訪日した中国人観光客を中心にした集客方法をご提案致しました。
※「ホテル経営者様必見!アジアからの観光客の集客で考えるべき3つのこと」はこちらからご覧くださいhttps://eternal-partner.com/hotel-asian-tourist/

続く「ホテル経営者様注目! エステで中国人観光客の集客につながるってホント?」と「中国人観光客向けにSpaを始めると集客UPに!驚くべきその理由」では、1人で来た中国人観光客を集客するために、エステとSpaの開設と、中国人観光客にウケる方法をご提案致しました。

※「ホテル経営者様注目! エステで中国人観光客の集客につながるってホント?.」ではエステの開設をご提案しています。
https://eternal-partner.com/esthetic-salon-chinese-tourist/

※「中国人観光客向けにSpaを始めると集客UPに!驚くべきその理由」ではSpaの開設をご提案しています。
https://eternal-partner.com/spa-chinese-tourist-attraction/

しかし、「エステ・Spaを始めると集客につながることは分かったけど、どのくらいコストがかかるの?」と感じたホテル経営者の皆様も多いことと思います。今回はそんな皆様方に、ぜひご参考にして頂きたい、コストに関しての記事を書きました!

1. エステ・Spaを始める前に知っておくべきポイント

【ポイント1】初期費用は少なめに設定する

当然かもしれませんが、従業員を雇うのも、エステに必要なグッズの用意も最低限からはじめましょう。

いきなり初期費用を回収するのに赤字続きでは、中国人観光客からのエステに対する口コミや評価がつく前に、閉じなくてはいけない事態に陥ってしまいます。街の一般的なエステサロンの事業計画では、開業後3~6カ月かけて黒字転換することを目指して制度設計しているようです。
大切なのは焦らずに、まず様子を見ることです。

【ポイント2】固定費を抑え、広告には費用をかける

固定費には、人件費や美容機器のリース代などが含まれます。
人件費であれば、エステティシャン1人当たりの月給相場はおおよそ20万円程度で、
美容機器リースに関しては、例えば人気のEMS機器では月々10万円程度とお考え下さい。

これらの支出は都度見直して、人件費やリース代、その他使用している用具から、削減できる費用は削っていきましょう。

ただし、削りすぎてはいけないものが広告費です。
広めなくては、そもそも人が集まってきません。
当然のことですが、どんなにエステやSpaの空間や施術が良くても、それを知らせないと、中国人観光客は来てくれませんよね。

中国語で書いたチラシを置くのも効果的ですし、 中国語版のサイトを作るのも良いでしょう。ちなみに中国最大手の検索エンジンは「百度(バイドゥ)」といいます。中国は政府の方針で海外の情報をシャットダウンしていて、通常、中国国内からGoogleにアクセスすることは出来ません。

中国語のホームページをつくって、中国人に閲覧してもらおうとすれば、百度への登録をしなければなりません。百度への登録は実はなかなか大変で、例え中国語が分かっていても簡単ではありません。中国に拠点を持つWEB制作会社に依頼するしかないのですが、それでも申請から実際に表示されるまで数か月かかってしまいます。

一つの案として、中国語の他に台湾語のページをつくって先に台湾で閲覧してもらう、という方法もあります。台湾からの観光客も多いので、こちらの方がより現実的かもしれません。

中国人観光客にアプローチする場合も、台湾人観光客にアプローチする場合も、母国語表記の説明文やHPがあることで、信頼度もUPするのではないでしょうか。

2. エステ・Spaの開設にかかるコストは?

・スタッフの雇用について

Spaと違って、エステの場合は新たに専門のスタッフを雇わなくてはいけなくなります。ホテル内でエステを開設するのであれば、人を一人正社員で雇うよりも、出張エステを承っている会社に委託をする、あるいは完全予約制にするというほうがコストを抑えることが出来る可能性もあります。

場合によっては、ホテルでエステ開設をするよりも、近くのエステサロンと業務提携を結んだ方が、利益が出るかもしれません。業務提携を結ぶ際は、エステサロンから売り上げの20パーセント前後の支払いを受けるのが、基本的な取り決めのパターンです。

いずれにせよ、先程お伝えした「初期費用をかけない」「固定費を抑える」という2点を第一考えて、様々な開設方法を検討しなくてはいけません。

・必要なグッズについて

Spaをはじめる方法としては、「中国人観光客向けにSpaを始めると集客UPに!驚くべきその理由」に書いた通りいろいろな方法があります。
https://eternal-partner.com/spa-chinese-tourist-attraction/

季節湯を取り入れる、工夫された小物を使うことで日本らしい雰囲気演出する、というご提案でしたが、必要なグッズは小物や季節湯の材料、浴衣といったところです。これらも、あまり金額をかけずに、金額を抑えて準備をしましょう。

エステに関しては、施術内容によりますが、エステティシャンの制服、アロマオイルや美容器などが必要です。
そして繰り返しになりますが、大切なのが、エステやSpaの存在を中国人観光客に知ってもらう看板やチラシです。

チラシは受付に置いておくだけでも効果があるものではないでしょうか。
ホテルに来た中国人観光客に、エステやSpaを楽しんでもらい、口コミや評価を得るのは、中国人観光客の集客につながる大きなきっかけになるかと思います。
ですが、ホテルにきた中国人向けに、日本語でエステやSpaの紹介チラシを日本語で作っても、理解してもらうことはできません。それどころかチラシを手に取ってもらえない可能性も大いにあります。

大切なのは、中国人観光客に知ってもらうこと。

EverGreen Translationでは、中国語でのチラシやパンフレットの制作も承っております。
※EverGreen Translationのチラシの見本は、こちら
https://eternal-partner.com/%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88%e7%bf%bb%e8%a8%b3/

一緒に中国人観光客の集客を成功させて、更なる中国人観光客の訪日が期待される、2020年のオリンピックに向けて準備をしませんか。
まずはお気軽にご相談くださればとおもいます。
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