今年の開催が延期となった東京夏季オリンピックの現状とこれからについて、読者の皆様の疑問にお答えします。

ニューヨーク・タイムズ

Andrew Keh

2020年3月25日 13:45 (ET)

コロナウイルスによるパンデミックの渦中、不確かさに満ちた数週間が過ぎ、IOC(国際オリンピック委員会)と開催国の東京2020夏季オリンピック組織委員会は火曜日、五輪の延期を発表した。

何が起きて、これから何が起こるのだろうか?

結局、何が起きたのか?

五輪は2021年まで延期となった。具体的な日程は決められていないが、オリンピックの日程を変更するのは、異例のことである。過去二度の世界大戦の影響をもって、1916年、1940年、1944年に中止となったが、延期になったことは一度もない。

五輪の新しい日程は?

現時点では不明である。組織委員会は、五輪の開催は2021年以降、遅くとも2021年の夏までのどこかのタイミングとなる、と発言した。

どのタイムフレームが最良か?

もっともシンプルだと思われるのは、2020オリンピックの現在の日程を、2021年の全く同じ日にちに当てはめることだろう。しかし、そうなると世界陸上や世界水泳など、いくつかの他のメジャーな国際スポーツ大会と日程がかぶることになってしまう。早期開催– 例えば2021年の春 –も考えられるが、それだとN.B.A.などのいくつかの国内スポーツリーグやヨーロッパのメジャーなサッカーリーグなどと日程が重なる可能性が出る。春開催の五輪だと、オリンピックより前に開かれる必要のある、世界中で行われる様々な選考会のための時間的余裕がほとんどなくなり、苦渋の決断を迫られることになる。

では東京2020は、東京2021として知られることになるのか?

そうではないようである。引き続き東京2020と呼び続けるように、と組織委員会に要請されている。違和感があるかもしれないが、イベントのブランディングとマーケティングに関わる大量の仕事を始めからやり直さずに済むのである(おそらく人々は自らの望むように呼ぶであろう)。

原題:The Coronavirus and the Postponement of the Olympics, Explained(抜粋)

※本稿は英語原文からの翻訳であり、弊社は本稿の利用から生じた損害に対して一切の責任を負いません。