証明書の翻訳は自分でしてもいい?意外と見落としがちな落とし穴

証明書の翻訳をしているところ

海外での生活を始める時に必要な証明書の翻訳について

国際結婚や留学、海外赴任などの際には、ビザを始めとした証明書の提出が必須です。その際、母国での証明書に加えて証明書の翻訳を提出しなければなりません。代表的なものには、婚姻証明書、出生証明書、戸籍謄本、住民票、登記簿謄本などがあります。

証明書の翻訳は自分でできる?

「証明書 翻訳」でググると、翻訳のサンプルやテンプレートをダウンロードすることができます。姓名や出生地を書き換えれば良さそうに思え、一見すると簡単に翻訳できるように感じられるかもしれません。

英語が得意な方であれば、今やGoogle翻訳など手軽に翻訳できるサービスも充実しているため、ご自身で翻訳したいと考えられる方は多いでしょう。無料で翻訳できるので費用をかけずに行えるのはメリットです。しかし、ご自身で証明書の翻訳を行うことにはリスクも伴います。

証明書の翻訳を自分で行うリスク

ご自身で翻訳する場合、さまざまなリスクが考えられます。例えば、Google翻訳などの自動翻訳機能は、直訳されることが多く、微妙な言葉のニュアンスに難があります。無料の範囲でできる内容のため、海外文書やメールの内容を知るには非常に便利ですが、そのまま公的機関に提出するにはリスクが大きすぎます。

審査が通らない可能性が高い

翻訳した書類を海外へ提出する際、翻訳証明書が必要なケースが多いです。証明書を正確に翻訳するためには、法律面での知識も必要となります。

日本でも翻訳証明書の提出は必須です。翻訳会社名、代表者名を記載した翻訳証明書に社判を押印し、提出します。自治体によっては、翻訳証明サービスを行っているところもあります。ただし、翻訳したものが正しいかどうかの判断を行うサービスであり、翻訳の依頼はできません。

利害関係のない第三者による翻訳を求められる場合がある

国によっては、本人が翻訳した証明書は受理されません。参考までに主要国の翻訳要件を紹介します。

国名証明書翻訳要件
アメリカ 本人の翻訳可
オーストラリアプロ翻訳者/翻訳会社による翻訳必須
カナダ本人・親族による翻訳不可
ニュージーランドプロ翻訳者/翻訳会社による翻訳必須
シンガポール翻訳証明書付き英訳
マレーシア本人の翻訳可
香港プロ翻訳者/翻訳会社による翻訳必須

提出する国によって求められる翻訳要件が異なります。語学力がある方でも、国の要件によってはご自身で翻訳したものは認められません。証明書の届け出を行う国の公式情報を確認しましょう。

まとめ

海外に提出する証明書は、公的なもののためご自身で翻訳すると審査が通らない可能性があります。そのため経験のある翻訳会社に依頼するのが安心です。

エバーグリーントランスレーションは、長年証明書・公文書翻訳サービスを行ってきました。英訳だけではなく中国語・韓国語等多くの言語に対応しております。

翻訳証明書の発行も行っておりますので、ご希望に応じてご用意致します。

婚姻・出生証明書の翻訳も行っております。詳しくは以下のページよりご覧ください。